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金子教授の映画学入門11


幸福を紡ぐー戦争と家庭ー


映画を授業で取り上げているので、
先週は映画を十本観た。

そのうちの三本は、フォルツァ総曲輪でのもの。

最初に観たのが『やわらかい手』、
次に試写で6/9から一週間の限定で上映される
『ある愛の風景』、
そして『サラエボの花』である。

三本ともよかったが、中でも戦争と家庭をテーマとした
『ある愛の風景』、『サラエボの花』が心に強く残った。
ここでは来週フォルツァ総曲輪で上映される
デンマーク映画『ある愛の風景』を取り上げたい。

ヒロインのサラを演じたコニー・ニールセンは
デンマーク・アカデミー賞の
最優秀主演女優賞を受賞。
監督は、2006年度のアカデミー賞外国語映画賞に
ノミネートされた『アフター・ウェディング』
も日本で公開されているスザンネ・ビア。

デンマーク軍の一員としてアフガニスタンに
派遣されたミカエルの乗ったヘリコプターが撃墜される。
ついさっき元気な電話を受けた妻のサラは
戦死の報を受けてもその死を受け止めることができない。
喪失感に苛まれるのを救ったのが、
家族中から厄介者扱いされている
ミカエルの弟だった。

その間、ミカエルは一命をとりとめ捕虜になっていた。
必死に冷静に生き抜こうとするが、
仲間を自らの手で殺さなくてはならなくなる。
帰還を果たすものの苦悩し、
心が蝕ばまれていく。  

愛に満ち溢れていた家庭が
戦争によっていかに崩壊していくか、
大人だけでなく、幼い娘たちも翻弄されていく。
特に姉娘の多感で繊細な心のひだにわけいる
女性監督ならではの視点が随所に生きている。


9・11以後、武力で世界を治めようと進行する
戦争が愛に満ちた家庭を
いかに押しつぶそうとするかを
妻・親・兄弟そして幼い子供たちの視点から描きだす。
すべての家族の問題として取り上げられている。
多くの人に観てもらいたい映画だ。

なお、スザンネ・ビア監督の最新作
『悲しみが乾くまで』も公開されている。

金子幸代
関連サイト(金子研究室) http://www.hmt.u-toyama.ac.jp/hibun/kaneko/  
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2008⁄06⁄06(Fri) 21:56   未分類 | | | ↑Top

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