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寡黙な静けさとひたむきさ


「ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン」の中では、
人形劇師のスザンヌと、そのまだ幼い息子シモン、
そして、ベビー・シッターで中国人の学生ソンとの、何気ない普通の日々を
描いている。
離婚したらしいスザンヌは、忙しい毎日、そして友人関係もうまく行かないことで、
感情のコントロールができず、苛立ち、そして不安を感じている。
シモンは、幼いながらも忙しい母を気遣い寄り添う。
そして、その二人をそっと見守るソン。

ソンという東洋の香りと静けさを持った女性の存在が、
この親子の寂しさや孤独を少しずつ包み込んでいく。
多くを語らず、ただ見守り、そして優しく声をかけ、理解していく。
赤い風船も、時折励ますように、少年のそばにやってくる。

「1978年、冬。」
18歳のスーピンは、工場の仕事をサボっては、
廃墟の中で壊れたラジオを修理しては、外国の音楽を聞いている。
弟のファントウは、おとなしくいつも学校でいじめられている。

北京からやってきて踊りを披露した少女シュエンにスーピンは恋をし、
ファントウは憧れを抱く。
でも、兄弟二人の会話は少なく、スーピンとシュエンも、
互いに心惹かれながらも交わす言葉は少しだけ。

凍てついた農地はどこまでも広がり、
遠くに見える工場と煙突。
時おり通り過ぎる列車。
黙々と線路を歩く人々。

慎ましく密やかな小さな恋。
そして別れ。

スーピンにはかけがえのないきらめく恋の思い出。
シュエンには胸に秘めた熱く切ない記憶。
ファントウは、リー・チーシアン監督自身の子供時代だという。
発展目覚しい今の中国とは違う、無骨だけどどこか素朴な人々が生きていた時代。

懐かしさと苦さと甘さ、そして少し痛みの伴う記憶。
寡黙だけどひたむきな目が、何よりも多くの想いを伝えているような気がする。

「レッド・バルーン」の静けさと「1978年、冬。」の寡黙さとは少し違う。
でも、この静かな空気感て、同じ東洋人でも、日本人とは違うなぁ、と。

その違いが何なのかは、まだよく判らないけど。
でも、この静けさと寡黙さは好き。

muro













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2008⁄10⁄21(Tue) 15:24   未分類 | | | ↑Top
やっぱり忘れられない映画だった「赤い風船/白い馬」


昨日、久しぶりに友人に会って、今何を上映してるの?
と聞かれ、「赤い風船/白い馬」だと答えると、
一瞬、目が遠いところを見るように、
「白い馬」ってあのフランス映画? そう、古い映画と私。

かつて、コマーシャルプランナーをしていた友人は、
若い時に「白い馬」を観て、その風景と白い馬の美しさに心を奪われ、
会う人毎にこの映画の魅力を熱く語っていたのだという。
そして、ついにあるCMの企画を「白い馬」をテーマにしたいと、
南仏のカマルグまで、撮影について行ったのだという。
約30年ほど前のことらしいが、すでにその頃のカマルグでは、
馬は飼いならされていて、観光客がいっぱいだったとか。
でも、日が沈む風景を撮りたくて、遅い日没をずっと待ってたんだよね・・・
と、語りながら、あ~観たいなぁ、とつぶやいた。

老母の介護と花咲き乱れる庭の手入れに明け暮れている友人が、
映画を観る時間をとることはむずかしいらしいけど、
久しぶりに会うのに、朝早くから鮎飯を作って持ってきてくれたお礼に
招待券をプレゼントしようかな・・・・

そして、今日はある老夫婦がこの映画を観たあとに、
感慨深げに「もう一度観たいと思っていたのよ」
「子供心に、あの子の食べていたお菓子を
自分も食べたいと思って見てたんだよ」と語るご夫婦の満ち足りた表情。
おそらく、公開された当時リアルタイムで観られた時の、
驚きや感動がずっと残っていたのだと思う。

先日も朗読会の日に小さなこどもたちも観に来てくれていましたが、
みんな静かに一生懸命観て、朗読もすっかり集中して聴いていてくれていました。
どんな時代の子供たちも、やっぱり『本物』が持つ力を
ちゃんと受け取る感性を持っている!
そんな感動の日々です。

muro








2008⁄10⁄16(Thu) 14:41   シネマホール | | | ↑Top
若い人の映画館離れと言われますが・・・・


大人気の「百万円と苦虫女」が昨日で終了しましたが、
本当にたくさんの方が観に来てくださいました!
特に、10代から20代、30代の方が多かったと言うのが第一印象。
大学生の方も多かったですね。しかも県外から観に来てくれていて。

やっぱりねぇ、蒼井優ちゃんの人気はすごいです。
パンフ、エコバックはほぼ完売(パンフはまだ2冊残っていますので、
欲しい方はおっしゃってくださいね!)
ポスターもご要望が多かったのですが、
両面テープで貼ったりしたのは破れがひどいので、結局1枚のみ。

とにかく最近は20代~30代のお客様が本当に増えています。
ありがたいことです。合掌

そんな今日この頃ですが、
なんと今日から始まった「赤い風船/白い馬」を観に来てくれたのは
中学生の男子。「チェブラーシカ」も引き続き観てくれて。
「赤い風船・・・」の感想を聞くと、「鳥肌たった」だそうです!
う~~ん、この年令にして映画の真髄を理解してる!すごい!

と思っていましたら、またまた中学生の方からメールをいただきました。
「百万円と苦虫女」は2回も観てくれたそう!
サンキュ!!
そしてリクエストは瀬尾まいこさん原作の「天国はまだ遠く」をいただきました。
http://www.tenmada.com/

最近の若い人は映画館で映画を観なくなった、とよく言われます。
確かに、そうだと思いますが、映画館で映画を観なくなったのは
若い人に限らないですよね。

私は、むしろ映画を(特に日本の映画)を支持してくれているのは
圧倒的に20代から30代の方たちじゃないか、と感じる今日この頃。
人気コミックや小説の映画化というのも、人気の秘密でしょうけど。

それにしても! 
友達や恋人と映画を一緒に観て、そのあとの話がはずんだり、盛り上がったり
なんてことがあったら、ホントにうれしいです。

日本映画だけじゃなく、今後洋モノにもご注目!
その意味で、先日試写で見た「BOY A」は、出色です。
http://www.boy-a.jp/
イギリス映画らしい、骨太でしかも瑞々しく痛々しさいっぱいの映画。
主演のアンドリュー・ガーフィールドは、絶対ブレイク間違いなしですよ。
「大いなる陰謀」に出ていたらしいのですが、残念ながら観ていなかったので、
さっそく観てみよう!

muro




















2008⁄10⁄11(Sat) 18:34   シネマホール | | | ↑Top
蒼井 優について



 今、劇場では「百万円と苦虫女」が絶賛好評人気上映中ですが、
実を言うとこの映画、スタッフである僕はまだ見ていないのです…
試写というタイミングを逃してしまったもので…

 試写を見逃してしまうと、映画館スタッフは上映中の映画を観る機会が
あまりありません。というか、上映が始まれば観る気が萎えてしまいます。
なぜなら映写室の窓から上映終了時にオチを観てしまうからです。
今回の「百万円と苦虫女」もそのケースになってしまいました。
まだ観てもいないのに、最後の10分間の映像と音楽は
しっかりと頭にインプットされているのです。
 映画を愛する人間にとって、観ては楽しみがなくなってしまうのに、
一番いいシーンを観てしまう状況は、拷問に近いものがあります。

 しかし、です。
今回、「百万円と苦虫女」にはまた異例の事態が生じています。
それは、「蒼井優が憎らしくかわいい」ということです。
いや、かわいいというか綺麗というか個性というか…
蒼井優を知っている方々なら分かるはず、
あのスーパーナチュラルな演技、蒼井優という女優ならではの演技の
返し方、そこでそう来るか!!と観客をうまく裏切ってくれるセリフ回しが
観客としての僕の心をつかんで離しません。
ここまで書くと自分が変態のようですね(笑)

 とにかく「百万円と苦虫女」は蒼井優の映画なのです。
ストーリーなどそっちのけ、
森山未来などそっちのけ(ファンの人すみません)、
タナダユキなどそっちのけ、
原田郁子の歌はそっちのけにはできないほど印象に残りますが…
この映画は蒼井優だからこそ、話題性がある映画なんだと思います。

 要するに僕が言いたいのは、
この「百万円と苦虫女」は蒼井優の演技を観るだけで価値がある映画だと
いうことです。
 ストーリーも、監督の演出も、森山君の演技も素晴らしいでしょう。
でも、僕は蒼井優を観ようと思います。
そして期待をうまく裏切られたいなと思います。
もしも、今週中に観る暇があれば…

ryuzo

 








2008⁄10⁄04(Sat) 17:47   未分類 | | | ↑Top

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