FC2ブログ
スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。






--⁄--⁄--(--) --:--   スポンサー広告 | | | ↑Top
こどものソコヂカラ


「コドモのコドモ」の春菜、「ベティの小さな秘密」のベティ
どっちも10歳の女の子。

春菜は、幼なじみのヒロと興味本位でした”くっつけっこ”で、
なんと妊娠してしまう。
小学校5年生の女の子が妊娠なんて、世の中的には相当な『社会問題』
でも、この映画の中では、あくまでコドモだったはずの女の子が、
自分のおなかの中に、確かに芽生えたらしい『いのち』を、
コドモなりに、守ろうとするそのたくましさと純粋さを描く。
そして、同級生もそんな春菜と生まれてくる『いのち』を一生懸命守ろうとする。
コドモのたくましさ、したたかさ、それに比べると
オトナって本当に目先のことに右往左往して。

ベティは、離婚寸前の両親、寄宿舎に行ってしまったおねえちゃんのいない
広い屋敷のなかで寂しい毎日。おまけに学校でも、なんとなく友達ともうまく行かない。
そんな時に、精神病院から脱走したイヴォンを納屋にかくまう。
家政婦のローズに怪しまれながら、食べ物に寝場所、着るものまでせっせと運んで。

とにかく春菜もベティも、コドモながらに(コドモだからこそ?)偉大で純粋な母性を
発揮して、愛するものを守ろうする姿には、何か神々しささえ覚えてしまいます。

ベティがイヴォンを逃がしてやる時に、自分の髪留めを渡してやるシーンは、
とても好きなシーン。
ああ、こうやって大人になるのか・・・・と。

まあ、コドモの映画だと侮らすに観ていただきたい。
教えられることいっぱいありますから。

さてもうひとつ大ニュース!
「ブタのいた教室」上映決定です!
上映時期は来年2月下旬ですが、この作品がまだ完成していない6月頃から
ぜひ上映したい!と交渉していたので、うれしいな。

インタビュー嫌いで有名な妻夫木聡さんが、
この映画についてはとにかく語ってくれた、
というエピソードも、この映画への思い入れは特別のよう。
出演したこどもたちの本気の議論も注目!

とにかく、「食」に関して話題は事欠かない昨今、
食べることがいのちとつながってるっていうことを、
コドモだけじゃなく、オトナももっと考えないといけないのです。

ということで、話題作が次々と登場予定です。
乞うご期待!
(muro)











スポンサーサイト






2008⁄11⁄30(Sun) 18:27   未分類 | | | ↑Top
最近の映画事情


金子先生が「赤い風船」と「白い馬」について、詳しく書いていただきました。
正直言って、幻の名画、傑作と言われていても、
やはりクラシック作品で、しかも公開当時日本での上映は極端に少なく、
ほぼ無名に近い映画だったことから、
どれだけの人が観に来てくれるのか・・・と心配だった。
でも、小学生、中学生を連れた親子連れ、大学生など、
若い人もたくさん観にきてくれて、やっぱり本物は違うな~と思った次第。

さてさて、今上映中の「ジャージの二人」
NHKの大河ドラマ『篤姫』出演で人気急上昇?の堺雅人主演だからなのか、
20代~30代の女性中心に増えてきています。
昨日は高校生女子二人組みが
キャッキャ言いながらホールに入っていきました。
(いいな~若いって。楽しそうで・・・・)

今の富山は、冷たい雨がそぼ降る暗い11月の天気。
軽井沢の山荘で過ごす夏休みのお話しですが、
ほんわか、まったり、ちょっぴり切ないけど、
寒さで縮こまったこころと体をやわらかくほどいてくれそうな、そんな映画。

というイメージからさらに進んで、
お正月に上映する河瀬直美監督最新作「七夜待」では、
長谷川京子が、タイ古式マッサージというのをやってもらうんだけど、
これがまあ、ほんとに気持ちよさそうで。

最近寒くなったせいか、肩や首筋がコリコリしているんだけど、
どなたかタイ古式マッサージできる方、ご存知の方いませんかね?
(muro)







2008⁄11⁄24(Mon) 16:43   未分類 | | | ↑Top
金子教授の映画学入門 14


ラモリスの『赤い風船』の影響

デジタルリマスターによって再び輝きを放ち、見ることが可能になった
アルベール・ラモリスの『白い馬』『赤い風船』
フォルツァ総曲輪で見た観客の心に静かな余韻を残し、
心に刻み込まれる作品となったことだろう。
前者は白黒、後者はカラーであるが、
その詩的なリリシズムは共通する。

『赤い風船』の主役のパスカルを演じた監督の息子である
パスカル・ラモリスが次のように述べている。

私は詩人であり、優しい親、
そして理解のある友だった父の思い出にオマージュを捧げたい。
プリントの埃を払いながら、
当時のことを思い出し、
人生に必要なものが呼び覚まされていった。
それは、感情であり、愛であり、
自立への渇望である。
私の子供時代の懐かしくも甘い情景が立ち戻ってくる。


ラモリスの映画はわずかに36分という短編だが、
その完成度の高さ、時間を忘れ、
作品の豊かな世界に観客が引き込まれる。
その感動は新たな作品へとつむぎだされることになる。

映画評論家のアンドレ・バザンは、
「子供にも大人にも価値のあるポエジー」と評しているが、
いわさきちひろも『赤い風船』の絵本を作っている。
また、ロシアの映像作家アンドレイ・タルコフスキーの
処女作『ローラとバイオリン』に結実した。

さらにはキャメロン・クロウの『バニラ・スカイ』のラストにも。
2007年には、侯孝賢によるラモリスへのオマージュである
『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』が
オルセー美術館開館20周年記念事業として製作され、
『赤い風船』とともにカンヌ映画祭に出品されている。

ラモリスがなくなったのは1970年、
ヘリコプターでの撮影中に回転翼が電線に接触し、
湖に落下するという事故死であった。
早すぎる死だったが、彼の残した作品の影響は
現在にまで及んでいる。

金子幸代
関連サイト (金子研究室) http://www.hmt.u-toyama.ac.jp/hibun/kaneko/








2008⁄11⁄20(Thu) 23:36   未分類 | | | ↑Top
金子教授の映画学入門13


富大学生と映画実習の一日 

12/7には「ニュー・シネマ・パラダイス」がフォルツァ総曲輪で上映される。
日本上映版とイタリア上映版と違うのはご存知ですか。
トトの青春の憧れのマドンナと映画監督となって故郷を訪れた際に
再会を果たすという後日談である。
少年時代のトトと老映写技師との交流が心に響く。
映画への讃歌を描いた作品として秀逸である。
ぜひ大画面ならではの楽しさを多くの人に味わってもらいたい。

富山大学の授業でも映画を授業に取り上げている。
後期の授業でも街中ウオッチングとしてフォルツァ総曲輪で
上映されていたアルベール・ラモリス監督の
傑作「赤い風船」「白い馬」を見た。

ゼミ学生・院生17名、比較文化の授業の一環として
実際に街中の映画館で上映作品を見る。
50年前に上映され、著作権の関係で日本での上映はできなかったが
今回、久方ぶりに劇場上映となった。
「赤い風船」は
1956年のカンヌでパルムドール賞に輝いた「奇跡の映画」である。

先にホウ シャオシェンの「赤い風船」へのオマージュ作品を見たが、
やはり原作の50年以上を経ても色あせない完成度の高さ、ユーモア
にかなわない。
 
当時のパリのくすんだ路地裏になんと赤い風船が映えることか。
赤い風船は自由の象徴である。
学校教育の閉塞感も風刺されている。
いじめっこたちによってつぶされた赤い風船を悼んで
町中の風船が集まり、
少年を空へと連れ出すラストに心を揺さぶられた。
ジャン・コクトーは、「妖精のいない妖精の映画」と激賞した。

「白い馬」は、「赤い風船」よりも早く、
1953年のカンヌグランプリ作品である。
主役の白い馬に感情移入して見た人も多いのではないだろうか。
野生の馬を率いる王者の風格のある白い馬と少年フォルコとの交流、
白い馬に乗る少年、一幅の絵のような美しさである。

フォルコは祖父と幼い弟との生活を支える漁師。
やさしい少年は弟へお土産の亀を渡す。
亀と戯れる弟の愛らしさ、観客の微笑をよびおこすシーンだ。
実はこの弟は監督の息子であり、
後に「赤い風船」の主人公の少年パスカルを演じることになるのだ。
ちなみに「赤い風船」にはパスカルの妹サビーネも
青い風船を持つ少女として登場していてほほえましい。

映画では少年には親がない。
「赤い風船」では祖母、
「白い馬」では祖父との生活である。
親のいない少年にとって風船や馬は心を託す友達である。

ラストは牧童に追われ、人間と馬が仲良く暮らせる場所を求めて
馬と少年は海に波間に消えていく。
大人たちの欲望の醜さや争いの無益さを浮き彫りだしている。
「赤い風船」も、いじめっこらが赤い風船を奪い、つぶしてしまう。
共に無益な争いのおろかさがテーマとなっている。
こうしたテーマや迫力ある馬の滑走シーンは、
後に黒沢彰の映画にも影響を与えたのではないだろうか。
金子幸代
関連サイト (金子研究室) http://www.hmt.u-toyama.ac.jp/hibun/kaneko/






2008⁄11⁄19(Wed) 23:13   未分類 | | | ↑Top
Degital Busters 2008.12.07.


 いよいよ、「ニュー・シネマパラダイス」の上映まで
残り一か月となりました。映画通の方々は、
なぜ今さら「ニュー・シネマパラダイス」なのか?と
思われるかもしれません。リアルタイムに映画館で観た人は特に。
 
 1990年に、この映画が公開されてから、もうすでに
18年が経ちました。公開された当時僕はまだ5歳の子供でした。
僕の友人の中にも映画好きがいますが、誰も
「ニュー・シネマパラダイス」を映画館で観た人はいません。
この前チラシを配りに某大学へと行きました。
その時に、チラシを渡した学生に「この映画を知っていますか?」
と聞くとほとんどの人が首をかしげました。

 素晴らしい映画はいつまででも映画館で上映されるべきだと
思いますが、地方である富山においてそんな贅沢は言えません。

 ということで、12.07.は感動の中の感動を味わっていただくため
映画の中の映画をやります。
富山においてはひとつまみの贅沢だと僕は思います。
 始めて観る人は、本当に得してますよ。だって、僕なんて
小さな画面のTVで初めてこの映画を見たんですから。
大きなスクリーンで観られるなんて本当にうらやましいです。

(ryuzo)
  





2008⁄11⁄07(Fri) 17:24   未分類 | | | ↑Top

| HOME |

プロフィール

forzasogawa

Author:forzasogawa
FC2ブログへようこそ!

最近のコメント

最近のトラックバック

ブログ内検索

リンク

ブロとも申請フォーム

↑Top



Copyright © 2008 フォルツァ総曲輪日記. All Rights Reserved.

 Template by nekonomimige Photo by Encyclorecorder
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。