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「ジュリエットからの手紙」の効用


9月の半ばというのに、このジリジリとした暑さ!
8月の真夏の暑さとも違う、まとわりつくような粘っこい?暑さ、というか。

本当に残暑厳しい日が続いていますね。
ところが、明日からは一転、最高気温25度になるということですが、
本当かなあ…
気温の変化と季節の変わり目は、体調管理が難しいですから、
お互いに気をつけましょう。
そうそう、夏バテも今頃来るからね。

さて、ジュリエットからの手紙が最終週になりました。
もうご覧になりましたか?

この映画のメインターゲットはもちろん50代から60代女性。
当館の主要なお客様・・と想定しておりました。
ところが、第一日目から、若い男性のお客様が多いのです!
大学生、なんと高校生の男子まで!
もちろん、女性の方が主であることは変わりませんが、
他の作品と比べても、若い男子率は断然高い!
これはいったいどうしたことか!

いや、もちろんうれしいことなのです!
誤解のないようにね。

「ジュリエットからの手紙」は、昨今珍しいくらいの、
純系ラブロマンスの王道を行く作品で、最後にendって出てくるのも泣かせる。
内容も、暴力シーンなんて全くないし、激しい濡れ場もなし。
ストーリーもこうなるんだろうな、という線を裏切らないけど、
それでも十分満足感が味わえる、らしいのです。

夜勤前に観に来たご常連さんも、これから仕事に行くのにドヨ~ンとならずに
元気になれてよかった~、だったし、ある奥様も観た後の感想は「大満足!!」
なにか、幸せな気分になるんですよね。

最近の映画は、暴力シーンや残虐シーンもますます過激になるし、
性描写もかなり露骨で激しくなるばかり。
それはそれで、表現として必要な場合もあるので、否定はしないけど、

いや、現実はもっとすごい。
震災や津波、そして大雨の被害が続き、
いったい日本は呪われているのかとさえ思うし、
普通の顔した隣人が、とんでもない猟奇的な殺人を犯していたり、
幼い子供を、守るべき親が考えられないような虐待をしていたり・・・
もうきりがないくらい。

現実世界もこんなだし、映画も3Dも面白いけど、速くて目が疲れるし、
大きな音もず~っと聞いていると辛い・・・・
そんな時「こんなことってないでしょ?」と思うようなストーリーでも、
穏やかな音楽と美しい景色、人生って、希望も喜びもあって捨てたもんじゃないよね?って思えれば、
そんなに素敵なことはないんじゃないかな?

だから、あーこの映画観て幸せになってよかった!!
と思えるのです。
これも映画の力じゃないですかね?

そう言えばこないだお休みの日に観てきた
うさぎドロップ
も、そういう映画でした。
あーよかったよかったって、思えるような映画、
たまにはいいと思います!
こういうの時々観たくなるのは、やっぱり疲れてるんですかね・・・

ということで、若い男子のみなさま~
「ジュリエットからの手紙」は、23日までですよ~
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2011⁄09⁄18(Sun) 12:00   シネマホール | | | ↑Top
バンクシーって知ってました?


バンクシーって知ってました?

私はこの「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」という映画で初めて知りました。
若いスタッフが、この映画をぜひやりたいということで、9月24日から上映することになりました。

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
は、そのバンクシーが監督したドキュメンタリー映画です。

街の嫌われものになっている壁の落書き。
グラフィティー・アートとかストリート・アートなどと言われる
このジャンルでは、まさにヒーローのようなバンクシー。
街中の壁やシャッターに描かれたわけのわかない文字のルーツは
この人たちからだったのかーと思うはずです。

ゲリラ的に街のどこかに忽然と現れる巨大な壁画?やインスタレーション。
違法行為ギリギリ(現場を発見されれば逮捕されるでしょう)
の表現活動は、反資本主義、反体制のメッセージも含んでいる。

パレスチナとイスラエルの間の悪名高い塀にも、
風船で飛んでいく少女の壁画制作をゲリラ的に決行している。
こんな表現方法だからなのか、彼の実像は一切秘密になっている。
そんな謎めいたアーティストであることも、彼を有名にしているようだ。

さて、この映画の主人公?は自分のファンだった一人の男。
この撮影オタクの男が、いつしかモダンアートの旗手として、人気者になってしまうまでを、
インタビューと主人公が撮った映像も絡ませつつ、
バンクシー自身も語りながら描かれる・・・

正直アートの才能なんてあったのか??と思うような男が、
バンクシーに憧れて、バンクシーからの一言ですっかりその気になっていく過程。
そして、彼を新しいモダンアートの才能!ともてはやす「アート通」の人たち。

私は彼がその気になっていく姿を笑ってみていたが、
途中から笑えなくなってしまった。

バンクシーらしい皮肉とちょっぴり怒り?にも似た感情を滲ませた本作。
バンクシーがこの映画作った意味とか、今後のバンクシーの作品のこととか、
やっぱり知りたい!

9月25日のトークライブ「バンクシーとは何者か!」で、
日本でのバンクシー研究の一人者、東京芸術大学の毛利嘉孝氏の
お話をちゃんと聞いてみよう!


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2011⁄09⁄09(Fri) 13:47   シネマホール | | | ↑Top
なかなか更新できなくて・・・


あっと気づいたらなんと2ヶ月も更新してなかったこのブログ。
本当にすみません。

もう季節は秋。台風12号の被害も富山ではほとんどなく、
静かに夏から秋になりましたね。

先月末から2日間の広島での全国コミュニティシネマ会議のプレイベントでの出張も、
大きな収穫と出会いがあり、とても充実した内容でした。
これからのフォルツァ総曲輪が、皆様に愛される映画館になれるように、
生かしていきたいと思います。

さて、「イヴ・サンローラン」は今日で最後になりました!
この映画は大好きな1本。
そのことを今週になってやっとfacebookで書きました。
その効果かどうかわかりませんが、
昨日はたくさん来ていただきました!
みなさんありがとう!

生涯、影となり日向となりイヴ・サンローランを支え続けた
ピエール・ベルジェ。
彼自身がナレーションをしているのですが、
淡々と語れば語るほどに、喪失感と哀しみが胸にチクチクするほどに伝わる。

どんなに才能あふれて天才と言われる人でも、
所詮は生身の人間。
時には気が狂いそうになったり、死にたくなったり、
何もかも捨てたい!と思ったり、自分の才能を呪ったり、
と苦悩と孤独の人生だったのだろう。
そんな彼を、ひたすら見守り、信じ、支えるというのは、
とてつもない忍耐、そして大きな愛なくしてはできない。

二人で集めた美術品をすべて売り払ったあとの、
ピエール・ベルジェの表情は何とも言えない。
なにかホッとしたような、しかしやはり隠しようもない哀しみ。

人が人を全身全霊で愛しきる。
天才デザイナーが生涯に成したことよりも、
衝撃とも言えるほどの感動を覚える。
こんな人生って・・・あり得ない・・・
ひょっとして、まだご覧になっていない方は、
ラストの上映ですので、ご覧になってくださいね。
あなたの人生に深く静かにしみこむ愛の物語です。










2011⁄09⁄09(Fri) 11:16   シネマホール | | | ↑Top

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