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戦場でワルツを


先週土曜から当館にて公開されている「戦場でワルツを」。
以前、「ウェイキング・ライフ」という映画で
ドキュメンタリータッチの実写をアニメーション化した作品があったけれども、
この「戦場でワルツを」もその手法に近いアニメーションだ。
映像がスタイリッシュなので最後まで飽きることなく観られる。
しかも、本編の内容は衝撃的で、
1982年のレバノンに侵攻するイスラエル軍に
従軍した当時の監督自身の経験を描いている。
そこで起こるパレスチナ難民キャンプ大虐殺事件…
もしこれを実写で撮ろうとすれば、
「地獄の黙示録」級の撮影規模となったことだろう。
本作はイスラエル人監督が自国イスラエルの過ちを
描いたことによって、この映画は高く評価され昨年度の映画賞を
総なめにしていった。
「おくりびと」の栄光輝く本木雅弘さんも
「アカデミー賞外国語映画賞はこの作品に譲る!!」と言うくらいだ。

そんな「戦場でワルツを」の初日上映を記念して、
富山大学経済学部長の小倉利丸教授に専門分野ではないのにも
関わらず、トークイベントを依頼した。
僕は、イスラエル人監督がパレスチナ難民虐殺に関して
映画を作るという行為そのものが、
イスラエルとパレスチナの問題解決への一歩前進だと
簡単に思っていたが、事態はそれほど簡単ではないらしいことが
トークイベントを聴いていて分かった。
パレスチナとイスラエルの背景の説明の他、
「戦場でワルツをで語られなかったこと」についても
小倉教授は分かりやすく僕らに解説してくださった。
この映画の一番の問題は
「なぜイスラエルは1982年にレバノンに侵攻したのか?」
という答えを説明していない点であることを言われ、
映画自体を客観的に観る視野を僕ら参加者は持った。
事実この映画は、イスラエルからは歓迎されたが、
パレスチナ側からの評判は悪いそうだ。

このトークイベントでは多くの事を知るきっかけになったと思う。
「NAKBA ―パレスチナ1948-」のときは、
日本国際ボランティアセンターでパレスチナの支援をしている
藤谷リカ氏を招いてトークライブを行った。
そのトークライブでもパレスチナ問題を知るきっかけと
なった方もいるはずだ。

パレスチナとイスラエルも含め、現在も世界中で起きている殺戮の問題は
人々の意識がさらに変化しないと変わることのない問題だと思う。
時に映画はその意識の変化へのきっかけとなる。

今回のトークの質疑応答で、
「一体私たちはこの問題に対してどういったアクションができるのでしょう?」
という問いがなされた。
小倉氏は具体的なアクションを示していたが、
この問いはトークに参加した個々人が持ち帰ったものでもある。
そして持ち帰られた問いは、押入れにしまったきり忘れられたりすることもよくある。
それとは反対に、その問いによって何か新しいアクションが生まれることもたまにある。

「戦場でワルツを」も「NAKBA」は、
パレスチナ問題を扱う映画ということで、トークライブが開催され、
その参加者の人々の意識がさらに多くの波紋となって広がる可能性を生みだした。
そんな企画を飽きずにいつまでもいつまでも繰り返すことによって
人々の意識は変わっていくのではないか?
と、楽観的な希望を抱いてみたりする。
「戦場でワルツを」はきっかけにすぎず、
観客の起こしていくアクションが最も重要なのは分かっている。
仕事に追われ、普段はじっくり考えられない問題が山積みだ。
しかし一年に一日くらいはみんなでじっくりと考え、話し合う方が絶対いい。
だからもし、この愚かな問題について別の種類の映画が作られ上映される時は、
また今回のトークライブのような、きっかけを作ってみたいものだ。


小倉 利丸教授のブログ
「戦場でワルツをで語られなかったこと」
 ↓
http://alt-movements.org/no_more_capitalism/modules/no_more_cap_blog/details.php?bid=59
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2010⁄03⁄11(Thu) 12:14   未分類 | | | ↑Top

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