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やさしい嘘と贈り物~あなたにも起きるかもしれない~


やさしい嘘と贈り物
60歳、シニア世代も目と鼻の先になった自分にも、
現実味を帯びたテーマの映画だ。
認知症やアルツハイマーは、だれもがこの病気だけにはなりたくない、
と思うのではないだろうか。
「病気」なのだ、という頭ではわかっていても、
実際に家族や配偶者がそうなってしまった時は、
おそらく戸惑いと自分の人生がなくなってしまうような、
そんな思いにとらわれるからだと思う。

映画の中では、妻や息子や娘が、本当の過去や自分のことを
すっかり忘れてしまった父親をやさしく見守りながら、
そうなってしまった父親の「今」を受け入れ、その中で
一緒に寄り添っていこうとする姿が描かれている。
しかし、そう簡単に『嘘』の世界は続くものではない。
いつか矛盾が生じ、父も混乱し、結局は
その束の間の幸せも危うくなる。
でも、映画の中はそんな現実も、老いらくの恋?
と思わせるようなファンタジーのような幕開けから、
最後はお互いがどんな状況になっても深い絆で結ばれた夫婦の姿を描いている。

現実はどうなのだろう?
デイサービスの介護の現場から、
そして「ぼけ老人」と言われていた時代から、
認知症、アルツハイマーの人の人権やその家族を支える会から、
野入さん、勝田さんそして特別ゲストとして、
奥様が若年性認知症を診断されたという山本ご夫妻にもご登壇いただき、
今の認知症やアルツハイマーの方たちがおかれた現状を語っていただいた。

DSC_0584_convert_20100729145602.jpg

勝田さんは、長年認知症、アルツハイマーの人たちを見てきたこと、
その家族がどのような苦労をするのか、それを今の制度はどこまでサポートできるか
という具体的な話がありました。

野入さんは、老いていく家族を今の家族は、なかなか支えていくことができない、
老いや死を忌むべきものとして感じている人が多く、とても悲しい状況であること。
自分たちの活動が、しっかり老いも病も死も寄り添っていけるようにしたいと話してくれました。

何と言っても、山本ご夫妻のお話、特に若年性認知症という病であることを
ためらいなく公言しながら、周りの理解を得ながら、看護士という仕事を
できる範囲内で今でも続けていること、夫に助けてもらいながら家事をこなし、
家族の会の活動も手伝っているということを淡々と語られます。
ご主人も、認知症の知識はまったくなかったそうですが、
そういう診断をされた妻を、仕事を半分にする決心をして、
家事を手伝いながら、サポートする生活にシフトされたとのこと。
旅行好きなお二人は、国内のドライブ旅行はもちろん海外旅行にも積極的に
出かけていらっしゃるそうで、本当に今の生活をエンジョイされている様子でした。

そんなお二人ですが、ご主人が妻の病を知った知人や仕事上のお客様から、
「大変だね~、でもちゃんと面倒見てあげてね」と言われた時は、
とてもうれしかったと、少し涙をこぼされた時は、
やはりそのことを受け入れた時の気持ちを思うと、思わず目が熱くなりました。

DSC_0591_convert_20100729145806.jpg

そして最後に野入さんと勝田さんが同じことをお話されました。
認知症の方は、確かに記憶という点では病気かもしれないが、
人に対する感度は逆に鋭くなっていて、介護してくれる人や声をかけてくれる人が
本当に優しい人であれば、素直にお話を聞いてくれたり、頼んだことを
してくれるが、言葉だけ、表面だけの優しい人には、抵抗したり、暴れたり言うことを聞いてくれない、
そんな鋭い感性をもっているということです。
野入さんは、スタッフに「あなたたちは試されているんだよ」といつも言っているそうです。

その言葉は、自分にも突き付けられたような気がしました。

でも、山本さんご夫妻の互いを認め合い、労りあい、尊重しあう姿に、
本当に元気と勇気をいただいて、とてもさわやかな気持ちで終了することができました。
自分が企画した今回のトーク。一番自分が感動していたのかもしれない。
勝田さん、野入さん、山本さん奥様、ご主人。
本当にありがとうございました。









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2010⁄07⁄29(Thu) 16:13   シネマホール | | | ↑Top

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