「陸に上がった軍艦」で描く戦争


今日から始まった「陸に上がった軍艦」

新藤兼人監督が、自ら体験した軍隊生活と訓練を通し、
戦争を語ったドラマです。

戦争映画といえば、戦闘シーンや、戦争で愛する人を失った
家族の悲しみなどをテーマにしたもの、というイメージがありますが、
この映画は、軍隊の中で「弱兵」として、結局は、戦地に赴くことなく
しかし、次々と戦地に向かう友や予科練の少年たちを送り、
そして、終戦を迎えた一人の軍人から観た戦争を描いています。

新藤監督の証言を元に再現された太平洋戦争も末期、
日本の敗色濃い時期に召集され、軍隊に入隊し体験する
そのばかばかしくも、情けない軍隊での訓練。

それぞれに妻や子、親などの家族を持ちながら、
滑稽としかいいようのない「訓練」に耐えながら、
戦地に赴く日を待つ日々。

家族の中の「男」が死ぬということは、
一家の大黒柱、大切な夫や息子を失うと言うこと。
しかし、戦略的には軍隊の中で死んだ軍人の一人。
戦争とはそういうもの、と淡々と語る新藤監督の
未だ消えない、言いようのない怒りと無念さがにじんだ言葉でした。

戦争は、戦地だけで行われたのではなかった、
という事実を知らされる映画です。

そう言えば、1週間前が開戦の日でしたね・・・・













2007⁄12⁄15(Sat) 17:45   シネマホール | | | ↑Top

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Author:forzasogawa
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