日本の原風景あふれる「ふみ子の海」


真っ白に雪が吹きすさぶ新潟の山の村。
雪明りに照らされた町の、家々の小さな灯りがもれている。
一転して、春の暖かな陽射しに、桜の花びらが舞う。
鮮やかに色づいた森の木々の紅葉。

着物にぞうりの子どもたち。
冬でもはだしに下駄で、積もった雪の上を注意深く歩いて・・・
この頃貧しいけど、美しい日本の風景があったんですね。

「ふみ子の海」は、昭和12年頃の新潟を舞台に、
生涯を視覚障害者教育に捧げた粟津キヨさんの少女時代を
モデルにした感動作。

貧しさゆえに幼い頃盲目になったふみ子が
あんまの修行をしながら、点字を覚え、
学ぶことの喜びを知る。

夫を亡くして苦労しながらふみ子を
できるだけ普通の子と同じように育ててくれたやさしい母。

その母と別れ、あんまの修行を決心するふみ子の
けなげでひたむきな姿には、やっぱり胸を打たれます。

中村敦夫、高橋恵子、高橋長英などベテランの俳優陣が
脇を固めていますが、
なんと言っても、ふみ子役の鈴木理子ちゃんの愛らしさに
思わず涙も出てきますが、
サダちゃんも切なくていとおしいし、キクちゃんもとっても
いいキャラクターで、みんなうまいな〜。

当時の高田の雪深い町の様子や、人々の様子にも
手を抜いてない感じ。

雪の夜の町を空から見ているシーンは、
CG?かな、と思いますが、なかなか美しくもの悲しい。
映像の美しさと、子役たちの演技が光る映画です。

mm






2008⁄02⁄17(Sun) 13:14   シネマホール | | | ↑Top

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Author:forzasogawa
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