映画館まるごと体験ワークショップ


もうすぐ楽しいゴールデンウィークですね!

さて、フォルツァ総曲輪も、実は案外こういう連休は静かなんですね。
でも、そういう時にしかできないこともあるわけです。

ということで・・・・
できるだけフォルツァ総曲輪はオープンな場所にしたいと思っていますが、
これまで、いろいろな事情で、こういう企画ができなかったのですが、
今回思い切って、「映画館まるごと体験ワークショップ」と銘打って、
皆さんに、映画館の裏方の仕事を体験してもらおうという企画をやります。

5月3日(土)、5日(月)の祝日の2日間、
9:15〜16:00頃まで、映画館の1日の仕事
清掃、受付準備、映写準備、映写、ホールの点検などなど、
スタッフが日常やっていることまるごと体験してもらおうと言うものです。
一日映画館スタッフになったつもりで、映写をしたり、受付をしたり
してみませんか?
定員は一日3名限定。
(すでにお申込みもありますよ!)

また、その時にサポータークラブのメンバーお勧め映画を
大画面モニターで鑑賞して、ちょっとした映画談義も計画しています。

連休の合間、特に予定がないという方、
ぜひこの機会に、映画館体験してみてください!

お申込みは
076−493−8815
フォルツァ総曲輪まで

mm









2008⁄04⁄26(Sat) 13:50   シネマホール | | | ↑Top
幸せな下流生活?


「全然大丈夫」、おもしろい映画です。
って、こんな風に書くと、なにそれ?って言われそうですけど。

憩い系?キャラの荒川良々のために、
書き下ろされたこの映画は、ホントにどこまでも、
ほんわり、のんびり、つまりゆる〜い映画なのです。

とは言え、何にもそこにはメッセージはないのか!というとあながち
そうでもなのです。

いつ頃から、「勝ち組」とか「所得格差」(ちょっと違うかもしれないけど)とか、
KYとか、そういう言葉が蔓延してきたんでしょうね?
この映画は、こういう言葉からはかなり遠い精神構造の方たちばかりが
出てくる映画なのです。

つまり
「しわせな下流生活」だったり「勝たなくても幸せになれる方法」だったり
という生活というか、世界観?というか、そんな言葉がキーワードになるわけです。
いったい何が「全然大丈夫」なのかってのも、わかったようなわからないような、
そんなこととは別に、ばっかだよね、って言いながらも、
笑いながらいつの間にか、心がほぐれて優しくなるような・・・・

「頑張る!」のもいいけど、心が硬くなったり、気持ちがざわついたり
というのが、当たり前になりそうな今の暮らし。
ちょっとここらで、心のマッサージしましょうよ。

新入社員の皆さんや新入生の皆さん!
緊張しっぱなしの4月だったでしょうが、連休前に
ちょっと気持ちをほぐしに来ませんか!
こころのマッサージには、この映画はピッタシ!です!

mm












2008⁄04⁄26(Sat) 13:09   未分類 | | | ↑Top
ブラジルの心地よい音楽、その一方にある現実


「This is BOSSA NOVA」は、ボサノヴァが好き、という人にとっては
間違いなく、最高の時間をもたらしてくれる映画!

それでもおそらく、特にボサノヴァ愛好家でなくとも、
「イパネマの娘」
「ワン・ノート・サンバ」
なんて曲は、名前は知らなくてもBGMなどでもよく聞く曲として
誰でも知ってるんじゃないかな。
特に夏に聴くと、青い空とエメラルドグリーンの海の心地よい潮騒、
そしてさわやかな風・・・・そんなイメージが浮かんでくるはず。

アントニオ・カルロス・ジョビン、ジョアン・ジルベルトの若き日の姿。
ナラ・レオン、カルロス・リラ、ホベルト・メネスカルらが青春を過ごした
ナラのアパートや、イパネマや海やコパカバーナの通り。
ジョビンと詩人のヴィニシウスが出会うことで、数々の名曲が生まれて。

ボサノヴァの歌い方が、ささやくように歌うようになった
微笑ましいエピソードや、名曲が生まれた意外な話。
合間に演奏される名曲の数々。
まるで宝石箱のような映画です。

それにしても、若き日の出来事を語るアーティストたちの
それぞれのすてきな着こなし。
普通のなんでもないポロシャツやボタンダウンのシャツ姿が
こんなにカッコイイおじさんたち。
映像もすばらしいけど、こういうのを発見するのも映画の楽しみです。
東京では異例のロングラン上映となり、やっと富山での上映。
1週間のみで、4月25日までですので、お見逃しなく!


さて、先日東京で試写など2日間で5本の映画を観て来ましたが、
一番印象的だったのが、ドキュメンタリー映画「ファヴェーラの丘」

この映画の舞台は、リオデジャネイロのもう一方の世界。
実は「This is BOSSA NOVA」の中でも、ほんの少しですが、
語られたリオの貧困層のこと。

ファヴェーラとは、リオの丘の上に張り付くようにびっしりと家々が立ち並ぶ
スラム街のこと。
腐敗した警察に支配され、無法地帯となっているファヴーラの中でも
最も危険な地区であるヴィガリオ・ジェラウは、ボスニアよりも危険な地域と
言われるほど、殺人をはじめとした暴力が日常茶飯事の場所。
この状況をブラジル政府は、無視していると言うありさま。

そこで育った子供たちの夢は、ギャングのリーダーになること・・・・
命の軽さと生きることの過酷さに、若者たちの多くは「死ぬのは簡単なこと」と考える。
そんな場所で生まれ育ったアンデルソン・サーもそう思って生きてきた若者。
ところが、ある事件をきっかけに、彼は暴力はもうウンザリだと思った。
そして、はじめたのが熱いメッセージを込めた歌と激しいダンス。
音楽とダンスという「文化」で、暴力から離れる道筋を造ろうという運動を始める。
それが、「アフロ・レゲエ」という音楽とダンスのワークショップグループとなっていく。

「ファヴェーラの丘」は、このアンデルソン・サーの活動を追った、
スタッフたちの身の危険も乗り越えての渾身のドキュメンタリーです。
映像は、絵画的に処理されて美しいが、内容はかなり衝撃的。
でも、どんな酷い状況からも、希望の光は生まれる!という、
とても大きな感動を覚えます。
ヒップホップは、若者に大人気のダンスであり音楽。
でも、こんなに熱く悲しいメッセージと激しいダンスがあることを
ぜひ見て欲しい。
http://www.nowonmedia.com/favela/

恵比寿にある、東京都写真美術館ホールで上映されていますので、
連休に東京に行くことがある方はぜひ。
この美術館のミュージアムショップおよびカフェもとってもおしゃれです。

できれば何らかの形で、フォルツァでも上映したいと思っています。

mm












2008⁄04⁄21(Mon) 11:45   シネマホール | | | ↑Top
新しいスタッフになりました


当館のスタッフは、現在4名。
2月までは、4.5名だったけど、いろいろ諸事情があり、
2名が退職、3月にサポーターだったNさんが加わり4名に。
3月は、バイトで日大生のNさん(別人)が来てくれていました。
3月末には、もともと今年の3月までの時限付き?スタッフが
東京に戻りました。
日大生Nさんも、春休み終わって大学に戻りました。
そして、4月からひとり新スタッフが加わり、半分入れ替わりの新年度スタートとなりました。

大学生のNさんといい、新スタッフも23歳と言う若い男子で、
やっぱり若い人がいると、なんだか空気も違うみたい♪

まだまだ若くて、いろんなことが未熟な部分がいっぱいあります。
でも、二人とも、映画大好き、音楽も好き、人と話すのも好き、
というスタッフですので、どうぞこれからもあたたかい目で
見守っていただきたいと思います。

もちろん、「これは・・・・」と思われることがありましたら、
ぜひ忌憚のないご意見などもお願いします。

そういう自分も、年令関係なく、日頃の言動をチェックしていかないと・・・
若いスタッフに「いい年して・・・・」なんて言われないようにしないと。

桜満開のこの季節、桜の潔い咲きっぷり、散りっぷりを見ながら、
ちょっと反省です。

mm











2008⁄04⁄06(Sun) 20:36   未分類 | | | ↑Top
金子教授の映画学入門 10


  天才の描き方

フォルツァ総曲輪で上映された
「僕のピアノコンチェルト」
学生と一緒に観に行った。
学生たちにも「これならもう一度みたい」と満足度が高かった。
スイス映画なのでスイスドイツ語を学ぶのにもいい。

ビアノの天才誕生に母親は狂気し、英才教育を試みるが
成長のスピードに教師が追いつかない。
七歳年上のベビーシッターに寄せる恋心。
頭と身体がちぐはぐでうまく進行していかない。

心を閉ざした彼を支える祖父との会話がいい。
誰でも昔は子供だつた。でもそれを覚えている大人は少ない。
かじかんだ彼の心を暖め、羽ばたかせてくれた祖父が
最期に家族への感謝の気持ちを手紙に託す。

圧巻は祖父とともに飛行機操縦に取り組むところだ。
今までの足かせをはねのけるように自由に大空を飛ぶ。
いやがっていたピアノのレッスンを
自らの意志で再開するために城に向かう。

観ている者も一緒に爽快感を味わい、
自由への羽ばたきにワクワクさせられた。
ラストの12才の天才ピアニストとオーケストラとの
コンサートはまさに至福の時だ。

さて、フォルツァ総曲輪では、先週は
「呉清源 極みの棋譜」も上映された。
中国福建省生まれで
現在、神奈川県小田原に住んでいる
「昭和の碁聖」と称された呉清源の半生を描く
田壮壮監督の四年ぶりの新作である。

呉清源を演じるチャン・チェンの静謐なたたずまいが、
ワダエミの衣装によって
ドキメンタリー映画のような実在感を生み出している。

川端康成が敬愛し、
『呉清源碁談・名人』(文芸春秋)を著して有名だが、
日中戦争下をどう生きたかはあまり知られていなかった。
今回の映画化で囲碁界の天才が
どのように囲碁の道に精進してきたか
戦争の激動の時代をどう生きたか、
昭和史の一断面を切り取り、見ごたえがあった。

天才といわれる人物の信念と信仰の物語。
観るものの襟を正す映画。
碁盤をまっすぐ見据えるチャン・チェンのまなざし
田監督はそこに人生の真髄を見出すかのようだ。


このような被写体へのアプローチは、
最新上映の「アニー・リーボヴィッツーレンズの向こうの人生」に通じるものがあった。
ジョン・レノンを最後にとった女性写真家リーボヴィッツは、
アメリカを代表する知識人スーザン・ソンタグのパートナーだ。
彼女の影響を受け、写真家として新たな道を切り開いていった。
フォルツァ総曲輪でも上映されれば、
更なる広がりのある視点が育まれるだろう。

金子幸代
研究室URL; http://www.hmt.u-toyama.ac.jp/hibun/kaneko/





2008⁄03⁄24(Mon) 20:20   未分類 | | | ↑Top
リハーサル風景


IMG_1126.jpg


5月に開催するライブに向けたリハーサル。
まだ詳細は明かせませんが、スクリーンに映像を映しながらの
バンド演奏は圧巻!(このバンドの演奏、本当にカッコいいですよ。)

映像と音楽の融合はフォルツァみたいな映画館だからこそ
出来るイベント。かなり期待してます!
(i)











2008⁄03⁄21(Fri) 23:36   その他 | | | ↑Top
チャン・チェンがなんてたって美しい!


昨日から上映開始の「呉清源 極みの棋譜」
囲碁をされる方なら、知らない人はないくらい
神様のような天才棋士だそうです。

囲碁って、地味なゲームですけど、
実は囲碁ファンは結構いて、日本では500万人位いるらしい。
囲碁マンガ「ヒカルの碁」の大ヒットで、
子どもの囲碁人口もすごい。
チェスや将棋では、人間がコンピューター敗北する中、
囲碁は、圧倒的に人間が強いそう。
つまり、そうとうに複雑なゲームなんですよね。
囲碁は、なんと言っても右脳を使う頭脳ゲーム。
ひらめき、直感みたいな、理論やセオリーを越えた
ほとんど神秘の世界・・・・

まあ、そんな囲碁に全く縁がない人にとっても、
この映画の見所は、やっぱりチャン・チェンの美しさじゃないかな〜。

「グリーン・ディスティニー」の彼は、まだちょっと若造?っぽい感じだったけど
「百年恋歌」では、それぞれに全く違うタイプを演じていたけど
どれもかっこよかった。

あのすがすがしい広い額、きりっと上がった眉のライン、
涼やかなまなざしとかは、いわゆるアングロサクソンの
美形とは、やっぱり違いますよね。

このチャン・チェン、今度は韓国のキム・ギドク監督の
新作「Breath」で主演するようです。
囚人役、しかも夫の浮気を目撃した女と恋に陥る話。
どんな恋模様を演じてくれるのか・・・
楽しみ楽しみ!!

ということで、この映画囲碁はわからなくても、
チャン・チェンの美しさは分かります!って、なんだかホントに
ミーハーだけど、いいモンはいいのです!

mm








2008⁄03⁄16(Sun) 19:57   シネマホール | | | ↑Top
アコースティック春便り2008


3月8日(土)フォルツァ総曲輪ライブホールにて開催された
『アコースティック春便り2008』無事終了しました。

来場してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

出演していただいたアーティストの皆さんも素晴らしい演奏とMCありがとうございました。

今回のライブに関わったスタッフの皆さんもありがとうございました。

私自身、初のライブ企画でしたが、
結果的にはすごく盛り上がったし、お客さんにも楽しい時間を過ごせてもらったと思います。
もっと多くの人に、この楽しい時間を過ごしてほしかった。。。
というほんの少しの後悔もありますが、大成功でした。


いつかまた、
さらにパワーアップしたライブをお届けしたいです!

(H)






2008⁄03⁄11(Tue) 17:19   ライブホール | | | ↑Top
金子教授の映画学入門 9


  主人公の存在感

明日まで上映されている「ふみ子の海」が実にいい。
本日、CICの文学講座「富山文学に親しむ会」で
芥川と黒澤映画について『羅生門』をとりあげて
講演を行なったが、その際にフォルツァ総曲輪の
「ふみ子の海」を見た方々が口をそろえてこんなに
心を洗われる映画はない、
ぜひ多くの人に見てもらいたいという声があがった。

日本三大夜桜で名高い新潟県高田が舞台。
オールロケ。厳しい雪道を歩くために作られた
雁木の町並みが美しい。

盲学校入学を希望しながらも
母一人子ひとりの貧しい生活の中で
按摩の修行をすることになるふみ子。
師匠となる女性を高橋恵子が演じる。
厳しく荒い指導、しかし最後には
ふみ子の才能を認め、盲学校入学を許可する。
その情感を秘めた演技がいい。
そして何より主人公を演じる女の子のすがすがしい演技
けなげさ、ひたむきさ、粘り強さが見る者をひきつける。

フォルツァ総曲輪では同時にイタリアの盲学校を舞台にした
「ミルコのひかり」が上映されている。
映画音楽、音響製作者になる実在の人物がモデルである。
実話の持つ力と主人公を演じる子供の演技力
この二つなくして成立しなかった感動がある。

「ふみ子の海」と「ミルコのひかり」
目が見えなくても心の光を消すことはできない。
映画を見る者に生きる力を与える、
心洗われる
日本とイタリア映画二作品をぜひお勧めしたい。

金子幸代
研究室URL http://hmt.u-toyama.ac.jp/hibun/kaneko/










2008⁄02⁄28(Thu) 23:06   未分類 | | | ↑Top
子どもの可能性ってすごい!


「ふみ子の海」「ミルコのひかり」
そして、「僕のピアノコンチェルト」「この道は母へとつづく」
これはすべて、子どもが主役の映画です。

特集したわけではないので、まあ偶然と言えば偶然なのです。
前2作は、視覚障害を持った子どもが、障害を乗り越えて
(ある意味、障害を持ったからこそ?)
学ぶことの歓びを知り、、きらめくような感性を発揮する。

「僕のピアノコンチェルト」のヴィトスは、天才少年で、
周りの大人たちの熱い期待を一身に受けながら、
普通の子になりたい・・・なんて贅沢?な悩みを抱えている。
でも、そのヴィトスも思いがけない行動で、周囲をあっと驚かすようなことする。

そして「この道は母へとつづく」のワーニャは、
本当のママに会いたい、という一途な思いから、
たった6歳の少年は、文字を覚え、自分なりに計画を立て、
ついには、ママを探す旅に出る。
旅先で出会う出来事にも、智恵と勇気で乗り切っていく。

こんな風に見てみると、子どもって、みんな天才なんだ!って思えてきます。
いろんなことを知りたい、やってみたい、見てみたい、聞いてみたい、
行ってみたい・・・・
素直に感じる心や欲求を、「子どもだから」とか「子どものくせに」なんていう
大人の勝手な思い込みが、どれだけ子どもたちの自由な想像力や
行動力を奪ってしまっていることだろう。

子どもは、大人と同じくらい、いえ時にはそれ以上に
よく考えているし、分かっているし、行動することもできる。

大人だって、かつてはそんな子どもだったはずなのに・・・

そんなことを思い出させてくれる映画たちです。

mm






2008⁄02⁄28(Thu) 11:56   シネマホール | | | ↑Top

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